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ニラの栽培ポイント

2023-07-01

ニラの育て方

育て方のコツ
連作障害は少ないですが、できれば1〜2年、あけた方が生育がよくなります。蕾がついたら開花前に切り取り、株を疲労させないようにします。収穫は、株元3〜4cmを残して刈り取りします。収穫後にはお礼肥を施し、葉の再生を促しましょう。さらに、冬越し前に堆肥をたっぷり施しておきます。

タネまき
タネから育てるときは、3〜4月の春まきにします。9cmポリポットに培養土を入れ、表土の中央にペットボトルのキャップを押しつけて、深さ1cmのまき穴をつけます。そこへニラのタネを10〜15粒程度まき、土をかぶせてたっぷりと水やりします。発芽し、草丈5〜6cmに成長したら、小さいものを間引き、1ポットで7本の苗を残して育てます。ポットの土が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。追肥は1週間に1回、液体肥料を与えます。タネまきから80〜90日ほどで植えつけられるので、植えつけは6月下旬〜7月になります。

苗の植えつけ
購入した苗の植えつけ適期は、5月中旬〜6月中旬。ニラは日当りと水はけのよい場所を好みます。植えつけの2週間前までに、苦土石灰を1m2当たり100〜150gを畑全体に散布して、よく耕します。植えつけの1週間前、畝幅60cmをとって、畝の中央に深さ20cmの溝を掘り、1m2当たり堆肥2kgと粒状肥料を1m2当たり200gを施します。土を戻し、周囲から土を盛り上げて高さ10cmの平畝を立てます。株間30cmをとって移植ゴテなどで植え穴を掘り、ハス口をはずしたジョウロでたっぷり水を注ぎます。水が引いたら植え穴に苗を4〜5本まとめて据え、土をかぶせて株元を軽く手で押さえます。苗の植えつけ後にも、たっぷり水やりしましょう。

なお、ニラを連作し、白絹病が多発している畑では、堆肥を多めに施し、同時に「石原フロンサイド粉剤」などの土壌殺菌剤を根元に処理することをおすすめします。

水やり
乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。

追肥・土寄せ
まず植えつけの1カ月後、株元へ土寄せして、1週間ごとに液体肥料を追肥します。

冬越し
12〜1月になって株が枯れてきたら、株元から刈り取ります。そこへ1m2当たり堆肥3〜4kgを株の上からかけて、冬越しさせます。

収穫
植えつけの2カ月後から収穫できます。営利農家では、株を養生させるために1年目は収穫しませんが、家庭菜園では1年目から収穫してよいでしょう。

収穫の方法は、株元から3〜4cmを残して刈り取ります。収穫後は追肥と土寄せしておくのを忘れずに。

ご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。