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エンドウの育て方
2023-07-01
生態・特徴
スナップエンドウ(スナックエンドウ)はアメリカで育成されたエンドウで、肥大した子実と甘みのあるサヤを食用にする。スナップエンドウにはつるあり種とつるなし種(矮性種)があり、つるありは200cm程度、つるなしは50〜100cm程度のつるが伸びる。エンドウには用途によって、若サヤを利用するサヤエンドウ、子実とサヤを利用するスナップエンドウ、子実だけを利用するグリーンピースがあり、それぞれに適した専用の品種があるスナップエンドウは通常、種を秋にまいて(秋まき)、本葉2〜3枚程度の幼苗で越冬させ、4〜6月頃に収穫をする。スナップエンドウは幼苗の頃が最も耐寒性が強いので(大きくなると弱くなる)、越冬するときに苗が大きくなりすぎないように種まき時期に注意する。
マメ科の植物は根に共生する根粒菌が窒素分をつくるので、窒素肥料は控えめにする。元肥や追肥で窒素肥料を多く与えると、枝葉ばかりが成長して、実がつきにくくなる。
土作り・畝立て
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を適量散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。1週間前になったら、元肥を投入して、土とよく混ぜ、畝を立てる(全面施肥)。
種まき・追肥
種まきは10月下旬から11月上旬頃に行う。1箇所に3〜4粒点まきして、発芽後、本葉が出たら1箇所2本になるよう間引く(2本立ち)。翌年、つるが伸びてきたら、つるありは2m程度、つるなしは1m程度の支柱(ネット)を立てる。追肥は2月下旬から3月上旬頃に施す。
収穫
収穫は開花後25日前後、子実が十分肥大した頃に行う。
プランター栽培
プランターや鉢で栽培する場合、幅60cmのプランターで2箇所、10号鉢では1箇所にまく。