野菜栽培ポイント集
ネギの栽培ポイント
深植えにするので、土壌の性質が著しく生育、収穫量に影響します。軟白部をより長くおいしく育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが大切です。
連作障害は少ないですが、できれば1〜2年、あけた方が生育がよくなります。
タネまきは、3月下旬〜4月上旬(春まき)か9月上旬〜10月下旬(秋まき)にします。
苗床として、幅50〜60cmの平畝をつくるために、植えつけの2週間前までに、苦土石灰を1m2当たり200gを畑全体に散布して、よく耕します。植えつけの1週間前、1m2当たり堆肥2kgと粒状肥料を1m2当たり200g施します。その1週間後に畝を立て、10cm間隔に深さ1cmほどのまき溝をつくり、1cm間隔にタネをまいて覆土します。
発芽したら3cm間隔に間引きます。草丈が10cmほどになったら土寄せを行い、液体肥料か、液体肥料を500倍に薄めて、1週間間隔で2〜3回追肥します。さらに草丈が30cmほどになったら、同様に追肥と土寄せしましょう。
草丈が40〜50cmになったら、苗の植えつけ適期です。
植えつけは、春(3月中旬〜4月下旬/秋まきのもの)か夏(7月上旬〜8月上旬/春まきのもの)購入した苗、あるいはタネから育てた苗を用意します。畑や菜園は、植えつけ用の深い溝をつくるために、耕しません。
幅90〜100cmの区画をとり、中央に幅15cm、深さ20〜30cmの溝を掘ります。ネギの軟白部の長さは、この溝の深さが勝負になります。
次に、溝の壁に、苗を5cm間隔でまっすぐに立て、根の部分を土で軽く押さえます。根元にワラを、先端が互い違いになるようにしてたっぷりとかぶせ、苗を安定させます。苗の植えつけ後、水やりは不要です。
水やり
葉がぐったりとしおれない限り、水やりは不要です。
追肥・土寄せ
植えつけの2〜3週間後から収穫の1カ月前まで、4回程度に分けて土寄せします。1回目の植えつけ後2〜3週間後、苗が根づいたら、苗の植えつけ時にかぶせたワラの上に、粒状肥料を1m2当たり200g、パラパラと均一にまきます。さらに苗の分かれ目ぐらいまで、土をかぶせます。
以降、月1回に同様に土寄せします。最後の土寄せは、5月頃(秋まき、翌春植えの場合)、10月頃(春まき、夏植えの場合)です。収穫はその1カ月後が目安です。
軟白部が40〜50cmになったら収穫できます。埋めた溝の部分を掘り起こし、反対側からも同様に掘って、長ネギを引き抜きます。
☆ さび病
初期症状として表面にオレンジ色の小斑点がでる。
激発すると全体がさび色に覆われ被害部は枯死する。
※ 病気以外に害虫発生の時期ですので、予防剤・治療剤等何でも
お気軽にご相談ください。
にんにく栽培のポイント
にんにく栽培ポイント
・ホワイト6片種は葉の枚数が決まっているので、早植えして年内に芽が出てしまうとトラブルになります。
・年明け2月中旬以降に芽が出ればOKです。
・鹿沼では11月15日過ぎ 早植えは禁物。
・植え付けは、種の3倍約10? 深植え。
・寒さに当たると、分球するのでハウス栽培は不向き。
・肥料は長く効く有機肥料 タケミゴールド100か追肥がいらないベストマッチがお勧め。
・追肥は3月上旬にバイオエースを根元に入れ3月中旬以降の追肥はやらない(収穫後に腐る)。
・乾燥が強い時は灌水する 乾燥に弱い。
・坊主、分球の茎は、晴天時に摘み取る。
・桜の開花から、約2カ月で収穫。葉が黄ばむ。
・収穫する頃は、気温が高く生育が早いので適期を逃さない。
・収穫したらば、すぐに根を切り落とす。
・重量の30%位を40℃風乾 10日位で乾燥させる。
そら豆の育て方

種まき・間引き![]() 発芽し、本葉が2枚くらいになったら、生育の良いものを残して、間引きします。間引きする時は、引っこ抜くと残す根を傷つける可能性があるので、はさみで根元から切りましょう。 |
整枝・追肥 植え付けから、約3ヶ月半後、草丈が約30cm、側枝が5〜6本出たら芽かきをします。太い枝を3、4本残し、残りは取ります。 高さ70cmくらいになってきたら、茎の先端を摘心し成長を止めます。摘心後、株が倒れるのを防ぐため、周囲に支柱を立てて、ひもで囲みます。 追肥は、草丈が20〜30cmになったら、株元に化成肥料をまいて土寄せします。 |
収穫 上を向いて育っていたさやが下向きに垂れ下がりつやが出て、背筋が黒っぽくなってきたら収穫適期です。ソラマメは、収穫適期が短いので、タイミングを逃さないようにしましょう。 |
栽培のポイント
冬越しがポイント・・・晩秋に種をまいて、本場葉が5〜6枚出てきた段階で冬を越します。 |
エンドウの育て方

生態・特徴
スナップエンドウ(スナックエンドウ)はアメリカで育成されたエンドウで、肥大した子実と甘みのあるサヤを食用にする。スナップエンドウにはつるあり種とつるなし種(矮性種)があり、つるありは200cm程度、つるなしは50〜100cm程度のつるが伸びる。エンドウには用途によって、若サヤを利用するサヤエンドウ、子実とサヤを利用するスナップエンドウ、子実だけを利用するグリーンピースがあり、それぞれに適した専用の品種があるスナップエンドウは通常、種を秋にまいて(秋まき)、本葉2〜3枚程度の幼苗で越冬させ、4〜6月頃に収穫をする。スナップエンドウは幼苗の頃が最も耐寒性が強いので(大きくなると弱くなる)、越冬するときに苗が大きくなりすぎないように種まき時期に注意する。
マメ科の植物は根に共生する根粒菌が窒素分をつくるので、窒素肥料は控えめにする。元肥や追肥で窒素肥料を多く与えると、枝葉ばかりが成長して、実がつきにくくなる。
土作り・畝立て
畑は使用する2週間前までに耕し、苦土石灰を適量散布して、土とよく混ぜておく(土壌酸度の調整)。1週間前になったら、元肥を投入して、土とよく混ぜ、畝を立てる(全面施肥)。
種まき・追肥
種まきは10月下旬から11月上旬頃に行う。1箇所に3〜4粒点まきして、発芽後、本葉が出たら1箇所2本になるよう間引く(2本立ち)。翌年、つるが伸びてきたら、つるありは2m程度、つるなしは1m程度の支柱(ネット)を立てる。追肥は2月下旬から3月上旬頃に施す。
収穫
収穫は開花後25日前後、子実が十分肥大した頃に行う。
プランター栽培
プランターや鉢で栽培する場合、幅60cmのプランターで2箇所、10号鉢では1箇所にまく。