野菜栽培ポイント集
Q.サツマイモができない?
サツマイモはもともと痩せ地でもよく育ちます。元肥にチッソ肥料が多い場合や、前作の残肥によるばあい発生しやすいです。
また、ツルの途中から根が出て養分が分散される場合や、曇雨天が続いて排水不良になったり、土壌の水分過剰で徒長気味に生育した時もなりやすいです。
対策は日当たり水はけの良い場所を選び、高畝にします。元肥はカリとリン酸を主体とした肥料を施し、前作の残肥が考えられる場合は無肥料とします。
ツルが茂ってきたら何度かツルを持ち上げ裏返して畝に乗せる、ツル返しをすることで、不定根に養分が分散されるのを防ぎ、芋をしっかり太らせることが出来ます。葉や茎が茂りすぎてしまい、ツルぼけが激しい場合、リン酸やカリだけの肥料を葉面散布して、相対的にチッソの肥効を抑える方法もあります。
キュウリの栽培ポイント
☆ 親づるの第5節までの側枝を排除し、1.8〜2.0メートルくらいの高さで摘芯。
☆ 水が好きなので乾燥には要注意。
☆ 追肥は、収穫が始まったら即効性の化成肥料を株元から約30cm離し、少量を数回に分けて施肥。
☆ 高温多湿の梅雨時期は、うどんこ病・べと病や害虫に要注意。
※ いぼ無しキュウリの「フリーダム」、いぼ有りキュウリの「味さんご」はいかがですか!
ナスの栽培ポイント
他は早めにかき取り3本仕立てにする。
☆ 乾燥には要注意。
☆ 高温多湿の時期は、かび病・うどんこ病や害虫には要注意。
☆ 追肥は、収穫が始まったら即効性の化成肥料を株元から約30cm離し、少量を数回に分けて施肥。
トマトの栽培ポイント
☆ 実の着きを良くする「トマトトーン」を使用すると収量が増えます。
☆ 多湿時期は、灰色かび病・疫病や害虫には要注意。
☆ 追肥は、やり過ぎに注意し、成長に応じて即効性の化成肥料を
株元から約30cm離し、少量を数回に分けて施肥。
ピーマン(パプリカ)の栽培ポイント
以外にわき芽を2本残して、他は早めにかき取り3本仕立てにする。
☆ 枝が弱いため、折れやすいので支柱で固定する。
☆ 日当たりの悪い所での栽培は、収穫量が減り落果の原因になる。
スイカの栽培ポインント
採りたてのスイカは、甘さとみずみずしさが格別です。
是非、”成功させましょう”
☆ 人工授粉は、着果を良くさせるのに欠かせない。
高温時、花粉は急激に受精能力が低下するので
早朝に行うことがとても大切です。
☆ 交配日から30〜35日が収穫の目安。
ネギの栽培ポイント
深植えにするので、土壌の性質が著しく生育、収穫量に影響します。軟白部をより長くおいしく育てるには、通気性、水はけ、保水性がよく、土寄せしたときに土崩れしにくい土壌であることが大切です。
連作障害は少ないですが、できれば1〜2年、あけた方が生育がよくなります。
タネまきは、3月下旬〜4月上旬(春まき)か9月上旬〜10月下旬(秋まき)にします。
苗床として、幅50〜60cmの平畝をつくるために、植えつけの2週間前までに、苦土石灰を1m2当たり200gを畑全体に散布して、よく耕します。植えつけの1週間前、1m2当たり堆肥2kgと粒状肥料を1m2当たり200g施します。その1週間後に畝を立て、10cm間隔に深さ1cmほどのまき溝をつくり、1cm間隔にタネをまいて覆土します。
発芽したら3cm間隔に間引きます。草丈が10cmほどになったら土寄せを行い、液体肥料か、液体肥料を500倍に薄めて、1週間間隔で2〜3回追肥します。さらに草丈が30cmほどになったら、同様に追肥と土寄せしましょう。
草丈が40〜50cmになったら、苗の植えつけ適期です。
植えつけは、春(3月中旬〜4月下旬/秋まきのもの)か夏(7月上旬〜8月上旬/春まきのもの)購入した苗、あるいはタネから育てた苗を用意します。畑や菜園は、植えつけ用の深い溝をつくるために、耕しません。
幅90〜100cmの区画をとり、中央に幅15cm、深さ20〜30cmの溝を掘ります。ネギの軟白部の長さは、この溝の深さが勝負になります。
次に、溝の壁に、苗を5cm間隔でまっすぐに立て、根の部分を土で軽く押さえます。根元にワラを、先端が互い違いになるようにしてたっぷりとかぶせ、苗を安定させます。苗の植えつけ後、水やりは不要です。
水やり
葉がぐったりとしおれない限り、水やりは不要です。
追肥・土寄せ
植えつけの2〜3週間後から収穫の1カ月前まで、4回程度に分けて土寄せします。1回目の植えつけ後2〜3週間後、苗が根づいたら、苗の植えつけ時にかぶせたワラの上に、粒状肥料を1m2当たり200g、パラパラと均一にまきます。さらに苗の分かれ目ぐらいまで、土をかぶせます。
以降、月1回に同様に土寄せします。最後の土寄せは、5月頃(秋まき、翌春植えの場合)、10月頃(春まき、夏植えの場合)です。収穫はその1カ月後が目安です。
軟白部が40〜50cmになったら収穫できます。埋めた溝の部分を掘り起こし、反対側からも同様に掘って、長ネギを引き抜きます。
☆ さび病
初期症状として表面にオレンジ色の小斑点がでる。
激発すると全体がさび色に覆われ被害部は枯死する。
※ 病気以外に害虫発生の時期ですので、予防剤・治療剤等何でも
お気軽にご相談ください。
トウモロコシの栽培ポイント
収穫して時間と共にみるみる味が低下してしまいます。
是非、”採れたての味”を堪能してみてはいかがでしょうか。
☆ 雄穂が出てくる時期に、害虫「アワノメイガ」の予防を
徹底することで食害にあわず良い実が出来ます。
※ 害虫予防等、何でもお気軽にご相談ください。
◎トウモロコシの播種時のポイント!!
1、十分な地温を確保して下さい。(発芽適温15度〜25度)
15度を下回りますと極端に発芽や揃いが悪くなることがあるので、
早めにマルチ、トンネルなどの圃場準備を行い、十分な地温を確保して下さい。
2、複数粒まきを推奨します!!
1穴あたりに複数粒播きすることにより、初期生育の勢いが出やすくなります。
また間引きにより苗揃いが向上し、作業の効率化が期待できます。
3、水分過多に注意!!
過剰な土壌水分は発芽不良の原因となります。
排水不良の圃場では高畝にするなどの排水対策が効果的です。
4、播種時の天候に注意!!
播種後の雨が地温低下や立枯病の原因になることがあります。
天気予報を確認のうえ、播種日を計画しましょう。
ラッキョウ栽培

鱗茎と呼ばれる球を植えつけますが、収穫まで約1年かかるので栽培する場所に注意しましょう。
収穫は翌年の6月ごろで、ラッキョウを若取りしたものを日本ではエシャレット(エシャロット)と呼んでいます。本来のエシャレットは、玉ねぎの一種です。
また、1年目に収穫せず、そのまま畑に残して2年目以降に収穫すると、小粒のラッキョウをたくさん収穫することが出来ます。
・土づくり、畝立て
1?当たり苦土石灰100gをまき、30cmくらいまで深く耕しておく。植えつけ1週間前には、1?当たり完熟たい肥1〜2Kg、化成肥料(8−8−8)80gをまき、土とよく混ぜる。1条植えの場合は畝幅60cm、2条植えでは80cm、いづれも高さ10cmほどの畝を立てる。
・植えつけ
種球は、20cm間隔で2球づつ、球根の先端がわづかに見えるくらいの浅植えにする。2条植えの場合は、条間を40cm確保する。
・追肥
芽が出たときと、翌年2月ごろの計2回、1?当たり化成肥料を50gほどまいて土寄せする。
・収穫
葉が枯れて、晴天が続いた時にスコップなどで土を掘ってから収穫する。
※エシャレット(若どりラッキョウ)の栽培方法
ふつう栽培と同じように植えつけます。植えつけの2か月後から、20日に1回のペースで2回ほど化成肥料(10-10-10)40gを追肥します。追肥後、葉鞘を軟白するために株元に10cmほど土寄せし、葉が柔らかい11月〜翌年4月に収穫します。
◎ラッキョウの利用方法
漬物(塩漬け、甘酢漬け)
きれいに洗ったラッキョウ1Kgに対し、塩100gの割合で塩漬けにします。2週間ほどして発酵してきたら、一昼夜流水で塩抜きし、自分好みの濃さの塩水や甘酢などで漬け直します。
ジャンボにんにく栽培
◆植え付け時期 8月下旬~10月
・ジャンボニンニクは酸性土では育ちにくくなるため苦土石灰は必ず入れるようにします
その他、栽培は通常のニンニクと変わりません
◆準備
・元肥 タケミバイオhttp://ozeki-seed.co.jp/publics/index/32/#block175-543を施し、混ぜておきます
・普通のニンニクよりも葉の広がりが大きくなるため十分な条間が必要となります
りん片を条間30~40㎝、株間25~30㎝間隔に植えます
・追肥 バイオエースを2回与えます(11月頃と2月中旬~3月頃)
・脇芽かき 細い方の芽を取り除くだけですが、必ず地中の部分からきちんと取り除くようにします
・花蕾つみ ハサミを使わず、できるだけ手でポキンと折るようにします
折った花蕾は炒め物などにすると美味です
◆収穫 6~8月
・必ず晴れの日に行います、収穫後に天日に干す必要もあるため
できれば一日中晴れている日が最適です
・収穫後2~3日乾燥させ、風通しのよい場所につるしておくと年間利用できます
ニラの栽培ポイント

育て方のコツ
連作障害は少ないですが、できれば1〜2年、あけた方が生育がよくなります。蕾がついたら開花前に切り取り、株を疲労させないようにします。収穫は、株元3〜4cmを残して刈り取りします。収穫後にはお礼肥を施し、葉の再生を促しましょう。さらに、冬越し前に堆肥をたっぷり施しておきます。
タネまき
タネから育てるときは、3〜4月の春まきにします。9cmポリポットに培養土を入れ、表土の中央にペットボトルのキャップを押しつけて、深さ1cmのまき穴をつけます。そこへニラのタネを10〜15粒程度まき、土をかぶせてたっぷりと水やりします。発芽し、草丈5〜6cmに成長したら、小さいものを間引き、1ポットで7本の苗を残して育てます。ポットの土が乾いたら、たっぷりと水を与えましょう。追肥は1週間に1回、液体肥料を与えます。タネまきから80〜90日ほどで植えつけられるので、植えつけは6月下旬〜7月になります。
苗の植えつけ
購入した苗の植えつけ適期は、5月中旬〜6月中旬。ニラは日当りと水はけのよい場所を好みます。植えつけの2週間前までに、苦土石灰を1m2当たり100〜150gを畑全体に散布して、よく耕します。植えつけの1週間前、畝幅60cmをとって、畝の中央に深さ20cmの溝を掘り、1m2当たり堆肥2kgと粒状肥料を1m2当たり200gを施します。土を戻し、周囲から土を盛り上げて高さ10cmの平畝を立てます。株間30cmをとって移植ゴテなどで植え穴を掘り、ハス口をはずしたジョウロでたっぷり水を注ぎます。水が引いたら植え穴に苗を4〜5本まとめて据え、土をかぶせて株元を軽く手で押さえます。苗の植えつけ後にも、たっぷり水やりしましょう。
なお、ニラを連作し、白絹病が多発している畑では、堆肥を多めに施し、同時に「石原フロンサイド粉剤」などの土壌殺菌剤を根元に処理することをおすすめします。
水やり
乾燥が激しい場合、たっぷりと水やりします。
追肥・土寄せ
まず植えつけの1カ月後、株元へ土寄せして、1週間ごとに液体肥料を追肥します。
冬越し
12〜1月になって株が枯れてきたら、株元から刈り取ります。そこへ1m2当たり堆肥3〜4kgを株の上からかけて、冬越しさせます。
収穫
植えつけの2カ月後から収穫できます。営利農家では、株を養生させるために1年目は収穫しませんが、家庭菜園では1年目から収穫してよいでしょう。
収穫の方法は、株元から3〜4cmを残して刈り取ります。収穫後は追肥と土寄せしておくのを忘れずに。
ホーム玉ねぎ栽培ポイント

■ホームタマネギの栽培
・畑の準備
畑の準備は、植え付けの1か月前に行います。
畑1?あたり50gの苦土石灰をいれ、よく混ぜて畑の酸性度を整えます。
植え付け2週間前には堆肥を2?施します。
植え付け1週間前には窒素成分を含んだ配合肥料を15g施します。
畑はマルチを敷いておくと大きなタマネギができやすくなります。
・植え付け
植えつけ 8月上旬〜9月中旬
収穫 11月中旬〜12月下旬
植え付けは、株間を10?、条間を20〜25?とります。
深さ1?程の穴を掘り、先端が少し地上に出るように植え付けます。
※春採り栽培
植えつけ 8月上旬〜9月中旬
収穫 11月中旬〜12月下旬
◎プランターの場合は?
プランターに植え付ける時の株間は、
だいたい10cm〜15cmくらいが良いでしょう。
標準プランターに植え付ける場合、
8〜10個植え付けられる計算になります。
その他は、地植えと同様な栽培管理です。
水切れ、肥料切れには、注意します。
・萌芽をそろえる
植え付け後は、1週間で発芽することを目指します。
9月〜10月の間に十分に葉を育て、大きなタマネギをつくるためです。
植え付け時期はまだ高温が続くので、乾燥しないように十分に水を与えます。
日差しが強い時は、寒冷紗のトンネルで覆い、地熱を下げます。
・追肥
9月下旬に1?あたり50gの化成肥料を追肥します。
追肥の時期が遅れると、
タマネギが肥大せず、青立ちして葉タマネギのようになります。
※春採り栽培の場合
12月下旬〜1月上旬に追肥
・芽かき
セット苗が大きいと、途中で分球してしまうことがあります。
植え付け後1か月を目安に、小さい方の球を取り除きます。
・水やり
タマネギは乾燥に弱い植物です。
とくに、セットタマネギでは水切れを起こすと、
生長が遅れ、タマネギが大きくなりません。
マルチの内側が乾いていないかどうか、気を付けます。
・収穫時期
11月中旬には葉が倒れていきます。
葉が倒れてから1週間後に収穫を行います。
青立ちしてしまったタマネギは葉が倒れません。
この場合は、葉タマネギとして利用できます。
秋じゃがいも栽培のポイント
秋ジャガは、春ジャガに比べて収穫量はやや少ないものの、イモのでんぷん価が高くなり、ホクホク感が増すのが特長。気温の低い時期に貯蔵するため、3カ月ほど貯蔵してもほとんど 芽が伸びず、長期間にわたって料理に利用できるのが魅力です。
栽培期間の夏から秋は、害虫発生や台風被害の危険性も高くなりますが、植え付け時期を守る、秋ジャガ栽培向け品種を選ぶなど、秋作ならではのポイントを押さえれば栽培は簡単。春ジャガとはまた違った味、食感が楽しめるので、ぜひチャレンジしてみてください。
植え付け後に雨が降らない場合は、水やりすると出芽が早まり、収量が多くなります。
また、ヨトウムシ類の幼虫による葉への被害や、気温が20℃前後で降雨が続く場合には疫病が発生することがあるので、定期的に生育状況を確認し、被害が見られる場合には、早めに殺虫剤、殺菌剤による防除を行います。